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評価:
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クロックワークス
¥ 2,349
(2005-07-08)
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JUGEMテーマ:
藤原啓治
いにしえの時代、東方に聚慎(ジュシン)という国があり、そこに"暗行御史(アメンオサ)"と呼ばれる隠密要員がいた。
彼らは、王の特使として秘密裏に地方を巡り、悪政を糾弾し、庶民を救う聚慎の特殊官吏であった。
しかし時は経ち、その聚慎が滅んでしまった今も尚、一人生き残った最後の暗行御史、文秀(ムンス)は数多の悪や魑魅魍魎がはびこる世界を彷徨っていた。
善悪の秩序が崩壊したこの世界で、自分の正義だけを信じて…
暗行御史は今から約500年前の朝鮮半島で実在した特殊官吏。
原作の「新暗行御史」は「暗行御史」「春香伝」といった韓国の古典を自由にアレンジしたファンタジー作品です。
藤原さんは主人公の暗行御史「文秀」役。
2枚目なトーンの声です。
暗行御史の証である馬牌(マハイ)の力を使い悪と対決はするものの、自ら進んで「救ってあげよう」と行動しないタイプのヒーロー、といった感じでしょうか。
暗行御史の力を目の当たりにし「助かった」と喜ぶ民に「ただ怯えるだけで何も出来ない臆病者は、ここからとっとと消え失せろ!さもないとお前らも始末するぞ!」と言い放ちます。
「暗行御史は便利な正義の味方じゃねぇんだ」と言うシーンもあります。
そんな厳しい性格が文秀というキャラクターの魅力のひとつに感じました。
劇場版では原作の1巻と2巻のエピソードを繋げ、少しオリジナル要素を加えた作品に仕上がっています。
原作は文秀の3枚目な部分を感じさせる描写もあるのですが、本作では冒頭にちらりと挿入されるくらいで、あとは徹底してシリアスさが強調されていたように思います。
限定版には特典ディスクと絵コンテと設定資料を収録した本が封入されています。
本は534ページ。分厚く重いです…。
資料的な物に興味がある方には嬉しい特典だと思います。
特典ディスクにはメイキングと、藤原啓治さん、小林沙苗さん、朴ろ美さんのインタビュー(それぞれ12分ほど)が収録されています。
もちろんインタビュー目当てに限定版を購入してしまいました!
購入したのはかなり前ですが、確か新品で4000円くらいだったかと…。(定価は約10000円です。結構なお値段です)
このインタビューで藤原さんへの質問内容は…
Q.演じた役柄について
Q.自分との共通点は?
Q.作品の印象は?
Q.演じたときの苦労は?
Q.他のキャラクターの印象は?
Q.小林さんの印象は?
Q.朴さんの印象は?
Q2人ともイメージ通りでしたか?
Q.守りたい?守られたい?
Q.作品の中で韓国テイストを感じたのは?
Q.韓国に行ったことは?
Q.好きな韓国料理は?
Q.日韓合作で演技に影響は?
Q.原作は読みましたか?
Q.原作の印象は?
Q.ファンにメッセージを
インタビュー冒頭に真剣な眼差しでアフレコをされている模様も収録されているのですが「さあ!暗行御史のおでましだ!」の迫力が画面越しでもビリビリと伝わってきます。
サングラスの色も薄めできちんと目を見て楽しめるのが◎(照明の影響でかなり光ってますけど…)
藤原さんは「一人欲しいです」と山道(サンド)を絶賛されていました(衣装も含めて/笑)
朴さんの印象は?の質問では
「うるさいですねー日頃から。…やっべーこんなこと言っちゃ…」
と言った後に、ちらりとカメラを窺い
「とてもいい人です。賑やかで、ムードメーカーな感じです。とても楽しいです」
とカメラ目線で訴える藤原さんが笑えます。
藤原さんがどんな女性が好きかちょこっと発言したりしているので、気になる方は要チェック!!
締めはカメラ目線で決め台詞です!!
小林さんのインタビューでも藤原さんのナチュラルスマイルな映像が少し楽しめます。
この映像をキャプチャして、一時期デスクトップの壁紙にしていたことは君とお兄さんだけの秘密だ!約束だぞ!
小林さんと朴さんのインタビューで、おふたりが藤原さんをどのように思っているのか知ることが出来ます。
特に朴さんの「素敵な方だとは思うんですけれど…もうちょっと心からものは言おうよと思います。ふふっ。ごめんなさい」に爆笑。
以下、好きな台詞と本編の感想を少し