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評価:
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コナミデジタルエンタテインメント
¥ 4,460
(2010-12-16)
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愛する妻を殺された主人公ガブリエルが、真実を求めて旅をするストーリー。
PS3とXBOX 360で発売されました。
●藤原さんについて
藤原啓治さんはガブリエル役です。
妻マリーを殺された事で絶望を背負い、戦士として立ち上がる硬派な主人公で、かなりカッコイイです。
マリーを一途に愛しているという設定も良いです。
ジャンルはアクションで、イベントやムービーは多くありません。
それに伴い、セリフも多いとはいえないので、RPGやアドベンチャーのようにたくさんのセリフを期待しているとがっかりすると思います。
通常のアクションシーンでの「ふっ」「ほっ」「ぐあっ」といった声は十分楽しめました。
ガブリエル以外のキャラは登場シーンが限られているため、声優さんだけが目当てでプレイするのは考えたほうがいいかも。
特に、ある声優さんのキャラは最後の最後に初めて登場します。
小林ゆうさんは2役で登場します。
老婆が登場するステージで苦戦した時は、失敗するたびに老婆のセリフが流れるので
「画伯め〜画伯め〜」
と唸りつつプレイする事もありました(笑)
ちなみにキャラクターボイスはボリューム調整で消す事が可能です。
ガブリエルの「ふっ」「はっ」といったボイスや、キャラ別の調整はできません。
●ゲームについて
ゲームのジャンルはアクション。
3Dのマップを移動しながら敵を倒して進んでいきます。
途中、パズル要素の謎解きもあります。
ほとんどは解答が用意されていますが、答えがわかっても一瞬遅れただけでミスになるパズルがありました。
ゲームの難易度は最初は「見習戦士・戦士・騎士」の3種類用意されていて、自分は一番難易度の低い「見習戦士」でプレイしました。
アクションは苦手でほとんどプレイしない自分には、見習戦士でとりあえずクリアできる難しさでした。
攻撃には『△△で発動』などボタンの組み合わせが重要になってきます。
基本的には適当にボタンを押せば攻撃はできるし、コマンドは覚えなくても大丈夫なのですが、難易度を上げたりスムーズに勝とうとするとコマンドを覚える必要があるでしょうね。
クリアまでのプレイ時間は25時間ほどでした。
長すぎず短すぎず、丁度良いボリュームだったと思います。
ストーリーは1本道、ステージ内もほぼ1本道で、自由度は低いです。
ステージのマップが無く、ステージでどこに進めばいいのかわからずウロウロする事が何回かありました。
そういう時は、行き止まりに見えた先に実は道があったり…。
自分で視点の変更ができないのはちょっと不便でした。
セーブは任意では行えません。
ステージ中のチェックポイントで自動的にセーブされるシステムです。
やりこみ要素に「○○を何体倒せ」といった試練がステージごとに用意されています。
また、1度クリアすると「騎士」よりも難易度の高い「聖騎士」を選択できるようになります。
●映像について
全体的に暗い雰囲気が漂うゲームで、ゾンビのようにちょっと気味の悪い敵キャラも登場します。
グラフィックはすごくきれいです。
ただ、ボス戦である程度ダメージを与えてムービーパートに切り替わっても、ムービー中にボタン操作をしないといけない場面があります。
見惚れている時にボタン操作を要求されて慌てる事も。
●その他
ステージクリアや敵を倒すと獲得できる経験値で、ゲームの設定画などをコレクションできます。
チェスのミニゲームをクリアすると『吸血のチェス盤』で遊べるようになります。チェスはひとつのコントローラーで2人対戦が可能です。
1度クリアすると『メタルギア・ソリッド』のスネークの衣装(ソリッドアイとバンダナ)が選択できるようになります。
全体的に難易度はやや高めのゲームだと思います。
声優さんのファンからすると物足りないところもありますが、ゲーム自体はちゃんと作られているので面白かったです。
グラフィックもきれいだし!
自分はサウンドトラックCDとアートブックの付いたスペシャル・エディションを購入しました。
CDは20曲1時間の本格派。
メインはCD、アートブックはおまけという感じです。
ゲーム単体版との差額は2000円ですから、それを考えると豪華な気がします。
(タイトル下の画像のリンク先はゲーム単体版です)
以下、ネタバレを含みます。